旬で定番な話のネタ日記

旬でありながらも定番ともなるちょっとためになる話のネタを集めます。

牡蠣は加熱して食中毒を防げ!時間の目安やレンジで温める場合の注意点

焼き牡蠣に牡蠣鍋に牡蠣フライ…

冬が旬のプリップリの牡蠣は、

どんな食べ方をしても美味しくてはずれがありませんね。

 

しかし「はずれ」はないけれど逆に「あたる」ことはあります。

 

そう、食中毒です。

 

牡蠣に当たると地獄の苦しみを味わうはめになりますので、

なんとしても回避したいところ。

 

そこでどのくらい加熱すれば食中毒を防げるのか?

という疑問や、レンジで加熱する場合の注意点などについてまとめてみました。

 

 

これで安心!牡蠣の加熱時間の目安はどのくらい?

 多くの食品の場合、食中毒を防ぐのに

最も効果的な方法は「加熱」することです。

 

これは牡蠣も例外ではなく、加熱することで

より安全に食べることが可能です。

 

ただし、加熱時間や温度が足りていないと、

いくら加熱しても菌やウイルスを退治することはできません。

 

もし「ちゃんと加熱したのに牡蠣にあたった…」と言う人は、

加熱する温度か時間のどちらか、

またはどちらも不十分だった可能性が高いです。

 

牡蠣による食中毒の原因となるのは、

ノロウイルス」「大腸菌」「腸炎ビブリオ」など。

これらが体内に入り増殖すると、

おう吐や下痢など激しい症状を引き起こし、地獄を見ることになります。

 

それぞれを防ぐために必要な加熱時間と温度は、以下の通り。

 

ノロウイルス…85度以上、1分以上加熱でほぼ死滅

大腸菌…75度以上、1分以上加熱でほぼ死滅

腸炎ビブリオ…70度以上、1分以上加熱でほぼ死滅

 

こうしてみると、そう長時間グツグツと加熱する必要は

ないように思えますね。

 

しかし重要なのは、牡蠣の表面ではなく「中心温度」。

 

「加熱したのにあたった」と言う場合は、

まだ中心まで加熱されていない状態で

食べてしまったというケースが多いのです。

 

つまり、沸騰したお湯に入れたとして1分経てばOK!

と言うわけではないということですね。

 

元々の食材の温度にもよりますが、

1分+数十秒~数分は加熱する必要があります。

 

とは言え、牡蠣は加熱しすぎると身が固くなり

ジューシーさも失われますから、

安心と味のバランスをいかにとるかが難しいところですね。

 

 

手軽だけど意外な落とし穴?牡蠣の加熱をレンジでする場合は気を付けて!

 

牡蠣を食べるお手軽な方法として、

レンジを使った調理法があります。

 

レンジを使えば鍋などの調理器具を使うことなく、

蒸し牡蠣などの料理を楽しむことができますね。

 

しかし、レンジで牡蠣を加熱する場合、

気をつけなければならないことがあります。

 

それは「加熱にむらができる」ということです。

剥き身の場合はあまり心配いりませんが、

殻つきの場合は注意が必要。

 

殻の中にある身の中心まで、

きちんと加熱できないことがあるのです。

 

また、大きさや場所によっても加熱にむらができるので、

 

きちんと加熱できたつもりでも

まだまだ菌やウイルスは死滅していなかった…

ということになりかねません。

 

レンジで牡蠣を加熱する場合に気を付けることは、

なるべく重ならないように並べること。

 

そして並べる位置を変えながら、何度かに分けて加熱することです。

ただし、あまり加熱しすぎると今度は殻や身が

はじけることもあるので気をつけましょう。

 

 

まとめ

 牡蠣はしっかりと加熱さえすれば、

食中毒を引き起こすことはほぼありません。

貝毒が原因の場合は除きますが。)

 

ただし加熱の加減によって牡蠣の味や食感を損なってしまうこともあります。

「あまり火を通したくないけれど、安全に食べたい」と言う人は、

「生食用」のものを加熱するとより安心かと思います。